50代でYouTube を始めて、1ヶ月でわかったこと
🍎「ヒマ、トシ、バカ」の三要素からYouTubeに!?
50代後半に差し掛かった自称「信州の母さん」は、2022年1月1日からYouTubeデビューしました!
1年前までは、まさかYouTuberになるなんて夢にも思いませんでした。
2019年には信州では災害があり、その後2020年以来コロナウイルスが蔓延。オンライン時間が長くなりました。自分に向き合う時間が増え、好きなことを仕事にしながら、楽しんで自分のために生きていきたい!! と思うようになったことがデビューの根底にあります。
時間ができたこと、歳を経てきたこと、人の目を気にしないで面白く生きたいこと。「ヒマ、トシ、バカ」の三要素を集約しようと、YouTuberにたどり着いたというわけです。
その道のりと障壁、準備と効果をまとめました。
🍎過去一年、YouTubeへの道のり
1. 2021年2月からClubhouseでしゃべりが楽しくなったこと
今から1年前の2021年2月4日にClubHouseという音声だけのSNSの熱狂ユーザーに! 信州のユーザーはもちろん、全国のユーザーと家族以上にコミュニケーションをとる体験を半年間しました。それまでの1年ほど、コロナ禍で家に引きこもり、話すのは愛犬と娘のみでした。
知らない多数の人と、自分の意見をわかりやすく話す。しかも不特定多数が聴いているという状況です。でもとてもエキサイティングで夢のように楽しい日々を送ることができました。
全国には、同じように頑張っている、生きている人がいる。そんな単純なことに感動し、刺激を受ける日々でした。
2. 4月からStand.fmをスタートしてしゃべりが上手くなったこと
音声上で、様々なネタを持った面白い人たちと出会ったことで、自分の意見を音声で発信したい! という気持ちになりました。そこで、オンラインラジオ「stand.fm」で「じぶんのじかん」をスタート。ラジオ番組づくりという新しいことに挑戦! シナリオを作って3ヶ月、ほぼ毎日配信しました。
すると不思議ですが、シナリオなしでもできるようになりました。スタエファーと呼ばれる全国のスピーカーとも出会います。そして励ましあいながら、互いの配信を聴く日々。しかも有名人は一人もいません。みんな、自力で頑張っている人たちです。誹謗中傷をする人は一人もいませんでした。こんなに心地いいメディアは初めてです。
なんとなく、メディア全体が安全になってきている、そんな実感を持てました。しかも自分の経験が今まで知らなかった人に届き、共感を呼んだり、人の役に立つこともある。これもまた、夢のような体験でした。
3. Zoomで講師をして発信が楽しくなったこと
コロナ禍で、仕事上、Zoom会議が普及しました。Zoomを使っての講座受講も慣れてきました。そんな中、Clubhouseやstand.fmの配信を聴いたので、広報関係の講座をオンラインでしてほしいという依頼が!!
今まで教えることは、あまり好きではありませんでした。ところが、何回かトライしているうちに、喋るときの流れ、表情、話し方などなど、だんだん上達します。ある団体からとてもいい評価をいただき、気を良くしました(笑)。
オンラインなので人に過度に気を使うことなく、楽しく情報発信できる。これなら、教えるのではなく、自分の考えや経験を伝えるスタンスでできる。そう実感した体験でした。
🍎YouTubeをはじめるにあたっての障壁とは?
1. 顔出しが本意でない?!
筆者は長年、できるだけ人前に出ない形を取ってきました。ペンで世の中を変えるんだ!! みたいな意気込みでしたので(笑)。だからこそNPO専門の編集者になったのです。編集者もライターも黒子であるべきです。主役は地域で頑張る人。そんな人たちに光を当てる。そんなスタンスをモットーにしてきました。この自分のこだわりをとうとう捨てる時がきました!
2. 顔出しに自信がない
筆者は20代の頃限定ですが「きれい!」とよく言われました(笑)。ローカルなTV番組のレポーターやコメンテーターを短期間していたこともありました。また女性誌のオピニオンリーダー的な立場の編集者としてファッションも大好きでした。
しかし、NPOに特化した編集者として約20年。人は見た目ではなく中身だ! という自論の元、ほぼ容姿に気遣うことがなくなり、体重も増え、二重顎、白髪、シワetc.鏡を見てギャーーーーー! これは無理です。 結局、顔出しにあたって、ダイエットを決行! 4ヶ月で4キロ減量しました。
3. 家族に知られたくないし、怖い
私の人生に、人への隠し事は何もありません! 。でも、YouTuberになろうかと言ってみたら「ママ恥ずかしいからやめて、怖い」と娘に言われました。確かに注目を浴びるとストーカーや嫌がらせに遭うのでは?! と心配になります。家族に心配と迷惑はかけたくない。しかも最近シニアストーカーが社会問題になっていて、中年の女性でもターゲットになるかもしれません。自意識過剰かなー?! これは結局考えすぎでした(笑) 。
🍎YouTubeスタートのために準備したこと
1. 講座からコミュニティへと広がる
これまで、新しいことを始める時は、自分でとにかく調べて考える。そんなタイプの筆者です。しかし、LinkedInというビジネス系のSNSをスタートして気がつきました。世の中には、自分よりずっと優れた人たちがいて経験値が高い人で溢れている。特にネット上のツールを使ったビジネスは、若い人たちが主流です。これは教えてもらうしかないと悟ります(笑)。
兼ねてから考えてトライしていた「スマホだけで動画を撮って編集してYouTubeにアップする」という無料講座を受講。そこで30代の女性でとても素敵な講師に出会います。思い切って数万円のコンサルを申し込み、マンツーマンでYouTube開始の伴走をしていただくようにお願いしました。
これが功を奏します。オンラインコミュニティもできて、全国の割と年齢が高めの知的なYouTuber達にもつながりました。
2. YouTubeやVoicyのスタート動画を見まくった
とにかく、オンラインで検索しまくりました。YouTubeのはじめ方、動画の撮り方、編集の仕方などなど。素晴らしい若い講師がたくさん!! 惜しげもなく無料での配信です。黙々と聴いてやってみる。という日々を今も繰り返しています。
そしてVoicyというオンラインでの音声配信サービスを利用。毎朝、散歩の1時間は、歯医者、編集者、ライター、心理学者、医者、経済学者、IT開発者などなど。講義のような配信を聞き続けています。1年間は時々、ここ5ヶ月は毎日聴いてインプットを繰り返し、YouTubeのコンテンツ作成に役立てています。
3. ブログをワードプレスで自分で作ってはじめてみた
長年、やりたくても保留にしてきたのが、ブログです。ワードプレスで個人のブログを作って発信したい。この計画をいよいよ実行することにしました。
「信州の母さん」というブランドを、これまで紹介してきたSNSのほか、noteやtwitterで長年育ててきていました。そこで、「信州の母さんと明るい未来を作ろう」をテーマに「未来を考えるブログ」をスタート。しかもYouTubeと同時オープンという形を取っています。コンテンツをまずブログに書き発信。それをYouTubeで撮影して配信するという形です。
🍎YouTubeをしてみてわかったこと
1. 書く、しゃべる、見せるの三次元を経験できる
1年前までは、書くことだけが仕事でした。もちろん、広報のコンサルや、リアル講座、プレゼンなどはやっていましたが、あくまで対象は限られていました。不特定多数への持論の発信経験はほぼありませんでした。
たった1年で、しゃべること、見せることを含め、立体的に物事を編集する力を身につけました。これからは、少なくとも1年間継続できれば、仕事への効果は絶大だと感じています。能力が高まって、ノウハウが蓄積されれば、これから先にどんな景色が待っているのか?! ワクワクします。
2. 信州から全国へデビューできるなんて夢のよう
これまではFacebookを中心に、身近な人たちとのつながりばかりでした。もちろんそれは素晴らしい財産です。YouTubeをスタートして思うのはまさに「船出」。「部屋にひきこもりながらの大海への船出」こんな体験ができる時代に生きられて本当に感謝しかないです。
全国には専門性は違っても、同じことで悩みながら日々活動しノウハウを積み発信している人たちがいます。そんな人たちとつながって応援し合えるのもYouTubeのなせる技です。しかも好奇心旺盛で新しいことに挑戦する意識が高い人たち。そんな人たちの中に加われるなんて夢のようです。
3. 自分のこれからの人生に向き合うスタートに
怖かった顔出しも、やってみればなんのことはありません。オープンだからこそ、匿名性の高い人は近づいてきません。開き直って、自分自身ありのままの配信をしたい。肩の力を抜いて、正直に生きていこうと改めて誓います。
見た目はどうでもいいと考えていた筆者。でもシニア世代になれば、清潔感は必須です。ダイエットして小綺麗にして自分のこれからの人生と向き合い、学び、発信していく覚悟が決まりました。そして10年先、心も知識も豊かに、様々なことに好奇心を持って送る、快適で楽しい人生。自分の人生のこれからを想像(創造)する力がついてくる。そんな予感がしています。
自分自身が満足する、納得した人生を送るために、ぜひ皆さんもYouTubeをはじめませんか?
