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誰も教えてくれない常識!? 2022年4月からの注目の制度改正

NPOや社会福祉に特化した編集者であるため、毎年、2022年4月には市民生活に直結する主な制度改正の大体の概要をチェックして頭に入れる筆者。今回はその作業をそのまま皆さんにお伝えします。

🍎「年金の繰り下げ受給」75歳まで繰り下げで、月額の年金受取額が増える?

公的年金の受給を開始する年齢が、75歳まで繰り下げることができるようになりました。下記は日本年金機構のホームページが公開する文と画像の一部を引用します。

・老齢年金の繰下げの年齢について、上限が70歳から75歳に引き上げられました。また、65歳に達した日後に受給権を取得した場合についても、繰下げの上限が5年から10年に引き上げられました。

・令和4年3月31日時点で、70歳に達していない方(昭和27年4月2日以降生まれの方)または受給権を取得した日から5年経過していない方が対象となります。

🍎「成人年齢」が18歳に引き下げられて、どうなるの?

下記が主に変更されたものです。法務省のページにあるチラシ内容が参考になります。

・結婚は男女ともに18歳に統一されました。

・ローンを組んだり、クレジットカードを作ったり、携帯電話の契約などなど、様々な契約で、親の承諾が要らなくなりました。親としてはハラハラドキドキです。気をつけましょう!

・医師免許、司法書士免許などなど、国家資格取得が18歳になりました。

・帰化や性別の取り扱いの審判などが18歳で自分でできるようになります。

・旅券(パスポート)が、大人として10年用を取得できます。

喫煙や飲酒は今まで通りで20までは禁止です。そして、年金の被保険者も20歳までですので、支払わなくてOKです。ちょっとほっとしますよね。詳しくは、上記の画像をクリックしてチラシを読んでみてください。

🍎プラスチック新法が開始して、企業の責任が問われます。ぜひ私たちも意識して協力しましょう。

今年4月1日に「プラスチック新法」が施行されます。正式名称は「プラスチックに係る資源循環の促進などに関する法律」。企業・行政・消費者の三者が連携し、プラスチック製品を減らし(リデュース)、再使用し(リユース)、再利用する(リサイクル)いわゆる3Rを土台としてプラスRenewable(再生プラスチック・再生可能資源等)。そして行動を起こすことを推進する法律です。

環境省は施行に向け、今月14日に特設サイト「プラスチック資源循環」をオープンしました。下記は筆者が「長野市民新聞」に寄稿、「ナガクル」に転載したもの。

🍎不妊治療の3割負担で保険が適用されます。

令和4年4月から、不妊治療が保険適用されます。

助成金という形ではなく、窓口で3割負担となる。これは、念願の法改正です。

詳細は厚生労働省のホームページから

🍎法改正を知って、賢く生きることが、安心安全へ

法律改正なんて、難しくて私には関係ない・・・と多くの人が思っています。でも実は自分の生活に直結した制度がいつの間にか変わっている?! なんてことが多いのも事実です。

法律は人のためにある。とよく法曹界では言います。でも、実際は年金の繰り下げ受給は、年金制度の崩壊を守るためでもあります。余裕のない人は制度をうまく利用する。余裕のある人は、国民全体のために制度に乗っかる。つまり、自分が考えて主体的に法律をうまく活用することをお勧めします。

制度によっては、「知らなかった」ために活用できなくて損してしまった! なんてこともあります。また、知らないがために、行政からの通知を放置して精神的に追い込まれる・・・ なんてことも。

制度の改正を知ることで、生活をしていく上でスッキリ、賢く暮らすことができます。困ったときには、調べたり、専門家に相談するというアイデアも浮かぶようになります。ぜひ、関心を持って、母さんと一緒に賢く暮らしていきまょう!

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