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自分を傷つける3つの言葉を捨てた

はじめに・・・ 3つの言葉を捨ててスッキリ!

無意識に使っていた言葉が、結局は自分自身を追い込んで傷つけている。そんなふうに感じたことありませんか。
この3つの言葉を捨てることにしたら、心がすっきりしました。

1. 羨ましい

「いいなー」ということばを直訳して英語で「I envy you!」と言います。20代で英国に留学してみて気づいたのは、日本人以外は誰も「羨ましい!」なんて、お世辞でも言わないということでした。

相手が気分が良くなると思って使っていた「いーなー羨ましいですぅ」というコメントの直訳は、滑稽でしかなかった。気を使ったつもりが、言った相手から「自分を羨ましがる人物」と捉えられ、怪訝な顔をされます。「羨ましい」という言葉は、相手にとって、実に気持ちが悪い言葉で、自分の信用をおとすものなのだと気づきました。

一方、日本社会では、ママ友や同級生、職場の同僚、親戚などなど、妬みによる嫌がらせや、ネットでの誹謗中傷が横行しています。長い間その荒波の中で生きてきました。しかし50代に入ると、人生は千差万別だと割り切ることができるようになります。しかも、ラッキーなことがある人は必ず見えないところで努力をしているし、幸せそうに見える人も必ず困難を抱える世の中だとも気づきます。

人は人、自分は自分の人生。羨むことはもうやめにしましょう。50代、60代、残された時間を考えると、人を羨んで人にちょっかい出している時間はもうありません。他人への興味は捨てて、自分を省みて、自分のこれからの人生と向き合いましょう。

自分を幸せにするのは、人ではない。自分自身だけなのです。

2. めんどくさい

面倒臭いものの典型は日常の家事です。「ゴミだしをしてくれない」「朝雪かきをしてくれない」「夕食を作ってくれない」・・・『くれない族』は50代に入って卒業しました(苦笑)。家族に期待しても、その期待は自分だけのエゴです。本人が気づいて動かない限り、状況は変わりません。


朝起きたら、率先してゴミを出す。雪かきはいい運動だと思ってやる。それは、家族のためでない。自分自身のためにやります。一見、辛そうに見える日常のことを、めんどくさがらず率先してやることにしました。すると、軽い運動になったり、美しい景色に出会えたり、達成感を味わえて、朝から充実感が得られます。人に期待するから裏切られて傷つくのです。人に期待しなければいいのです。

これは不思議なことですが、自分から率先して面倒くさがらずに動き始めたら、周りもそれにつられて動くようになります。一方で、動くのが嫌な人は離れていきます。逆に「めんどっ!」と連発している人には、私も近づきたくないですしね。

3. 恥ずかしい

「恥ずかしい」「私なんかでいいの?」というセリフはやめました。案外、人はそんなに無茶なことを頼んできません。でも、ちょっと自分じゃ無理かなと思ったら、しっかり調べて冷静に断ればいい。謙遜しているつもりで実は自意識過剰なのです。「飾らず、卑下せず、自分にできることを精一杯やる」というスタンスで行きます。

40代の頃、ある行政の審議会の委員になったことがありました。60代の女性が立ち上がって「どうしてもというので、仕方なく引き受けました。私なんて、こんなところに来るなんて、お恥ずかしい。何もわからないから、皆さん教えてください、あは」とシナを作って、9割を占める男性委員に向かって頭を下げたのです。

50代になったら、もう甘える歳でもないでしょう。甘える仕草、こびを売る言動、それこそが恥ずかしい(苦笑)。そうやって、人をコントロールしようとすると、自分の株を下げますし、すぐに見ぬかれます。そんな時代はもう過ぎ去っています。

そして、子どもや親に「恥ずかしいからやめて」という声がけもやめました。KYでもいい。その場を取り繕うのに「お恥ずかしい」という必要はないのです。あるがままの自分でいい。やりたいことやる。言いたいことを言う。そういう凛とした姿勢で生きていきたいです。

さいごに・・・表面的な謙遜文化をやめよう

「表面的謙遜」という文化は、私たち日本人の間に深くはびこっています。そのパフォーマンスが美徳とされ、相手を気持ちよくさせるとみんなが信じています。時代とともに、それは大きな勘違いだとそろそろ気づく時です。しかし、昭和生まれで地方出身の私は、こうした悪習に縛られ続けてきました。

「挨拶ができ、へりくだって、先輩や周りを褒めて、気を遣って、自分を卑下する」そんな人間になりなさい! と無意識に親や会社の上司から叩き込まれてきました。

でも実態は、親や配偶者、先生、上司や先輩の言うことだけ聞いていれば、ことなきを得る。それが癖になってしまって考えないし率先してやらない。弱い立場を演じて、人に甘えて、人を羨むふりをする。誰も見てなければ怠けてもいいし、裏でいじめてもOK。・・・本当にいいのかこれで、日本!?

特に私たち世代以上の女性は、親の顔色を見て、親や世間の人に褒められることが美徳であり、「いい子、いい嫁、できた娘、謙虚な部下、おしとやかな女性」を演じられる人がすばらしい評価を受ける。未だに地方では、この「昭和のあたりまえ」がまかり通っています。それができない自分はダメな人間に思えてきます。だからこそ、都会に逃げ、逃げられなければウツになったり、引きこもったりしてしまうのです。

我々世代がこの呪縛から抜け出さないと、ちっとも世の中が良くなりません(笑)。この3つの言葉を捨てることで、自分自身を傷つけなくて済むのです。自分が思うほど、人は自分の言動をそれほど気にしていません。常識を打ち破って、自分自身を取り戻して歩んで行きませんか。きっと未来は明るくなるはずです。

動画での説明はこちらから

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