フリーランスをやめられない理由
30年、続けてきたフリーランスのメリットをまとめてみたいと思います。
信州の母さんは、長年、NPOなどの社会課題に挑んで事業をする法人の印刷物やサイト企画のディレクターとして受注型の仕事をしています。
これからフリーランスを目指す人、フリーで収入を得たい人の参考になれば幸いです。
1. 時間の自由が得られる
最大のメリットは「自由」です! フリーダム!! もう、朝早く起きなくていいんです。満員電車にも乗らなくていい。関心ある映画が見たくなったら、映画館へいつでも行くことができます。
仕事がない時は、1週間でも2週間でも引きこもって、Amazonプライムで映画やドラマを見続けることが可能。旅行だって、安い時期やウイークデーにいつでも行かれます。
この自由を一度手に入れたら、もう2度と会社員にはなれません。なぜ毎日8時間も会社で過ごさなければならないのか。理解できなくなります。
・・・地方ですので、世間からは「お気楽主婦」や「遊び人」または「引きこもり」と見られていても気にしません。
2. 働く相手を選べる
上司や部下への無駄な気遣い、妬みによるいじめや嫌がらせなど、人間関係に翻弄されることはありません。
自分の好きな取引先に、時々顔を出して、尊敬できる責任者の方にお会いします。情報提供をしたり、情報交換したり、時には受注したり。有効かつ健全なコミュニケーションのみ必要な毎日。
性格が悪い、人を顎で使う、支払いが悪い、などの発注先とは付き合いません。その代わり、こちらも丁寧に真摯に皆さんと付き合います。
もちろん、編集者として、デザイナーやプログラマーなどのクリエイターとの付き合いもあります。こちらは好きな仲間と組合を作って楽しく仕事を進めています。
・・・基本、いつも孤独です。人と距離を置いています。つまりトラブルが少なく、それが心地いいのです。
3. 働く場所を選べる
働く場所に通勤時間をかけて行き、8時間、やることがなくてもなんとなく過ごすことはしなくていい。お茶汲みや掃除、他人の電話とりも、手伝いも必要ありません。
自宅にワークスペースを作って、仕事をする。または、ベッドの上でゴロゴロしながら仕事をしています。仕事仲間で共同オフィスを借りていたこともあります。テーブルとWiFiだけあれば、ミーティングの時間だけ合わせれば、あとは自由にオフィスを使えます。快適です。
実は、フリーランスと並行して、2カ所のNPO法人で週20時間程度パートタイムで働いていた時期もあります。子どもの進学費用がかかる時期で安定的な収入を得たかったという理由。でもこの経験も自分のフリーランスとしてスキルをつけるための過程でした。期間限定で時給で務めるのも自分の選択です。仕事内容や人間関係で嫌な思いをしたことは一度もありませんでした。
4. 働く内容を選べる
会社に入っても、配属は選べない場合が多いですよね。出版社にいたこともあります。会社自体の利益や付き合い優先のため、やりたくもない仕事をしたこともあります。スポンサーのイベントに駆り出されてなぜか受付や司会までやらされました。
でも、フリーランスなら、やりたくなければ引き受けなければいい。やりたい仕事だけを選んだり、提案したりして、丁寧にこなします。すると、スポンサー側に変化が起きます。こちらのやりたくなる仕事をオファーしてくれるようになります。この現象は不思議と続きます。
5. 精神が安定する
私がフリーランスとして働く最大の理由です。
若い頃から朝が弱く、偏頭痛持ちで胃腸の調子も悪く、体調を崩すことが多かった私。女性特有の生理痛も酷かった。だから、特に月曜日の朝は地獄でした。一生、毎日、土日以外は会社に行くということを想像しただけで、人生やめたくなっていました。
精神的に落ち込むことも多いけど、調子が悪ければ誰の許可も要らず休めます。大事な大きな仕事を抱える場合は、早めに仕事のスケジュール調整をしておいたり、助けてくれるフリーランス仲間を日頃から見つけておきます。
そして、月曜日はお休みにしています。最近は月曜日が一番忙しい日になってますが😅
以来、大きくうつ状態になることもなくなりました。自分の体調や心と向き合いながらなんとか乗り越えられる。私にとっては、それがフリーランスの最大のメリットです。
さいごに
以上はあくまでも、信州の母さんが30年というフリーランス人生でやってきたこと、そして感じてきたことです。フリーランスは特にメンタルが弱い人に向いていると思います。
でも実は本当はメンタルが弱いのではなくて、慣習的な社会の中で、自分に合った働き方や生き方ができていなかっただけだと思うのです。
なぜなら、最近では「強靭なメンタルの持ち主」と言われるようになりました(笑)
